地球温暖化

また地球のまわりには温室効果ガスがあって、そのガスにより地球は適度な温度が保たれ、私たち生きものが生きやすい環境を作っているのです。
昔は森林などの植物や海水、またサンゴなどが二酸化炭素を吸収することで地球全体の温室効果ガスのバランスがとれていました。いわば地球の呼吸のようなしくみです。
ですが産業革命以降の急速な工業の発展化にともない、大量の二酸化炭素が大気に排出されるようになりました。
その結果、大気中の二酸化炭素の量が植物などの光合成による吸収レベルを超えてしまい、地球全体の呼吸バランスが崩れてきているのです。
『地球温暖化』とは、これまで宇宙空間に放出されていた太陽からの熱エネルギーが、大気圏を厚く覆いかぶさった二酸化炭素濃度の高い温室効果ガスのために放出がはばまれ、大気圏内に熱がこもったために引き起こされる地球全体の気温上昇のことです。
深刻になりつつある温暖化
温室効果ガスは、地球の平均気温を約15℃に保ち、私たち生き物にとって住みやすい環境が作られていますが、
もし、温室効果ガスがなくなってしまうと地球はどうなるのでしょうか?
“温室効果ガスがなくなれば地球の平均気温は約-18度となり、とても住みやすい環境とは言えなくなります。”
温室効果ガスは私たちにとっては無くてはならないもの。
でも増えすぎるとどうなるのでしょう?
温室効果ガスが増えすぎると地球はどんどん暖かくなってしまいます。
私たち人間は住むため・生きるために森林を伐採、土地を開拓し暮らしを豊かにしてきました。
でもそれは私たち人間にとっては良くても地球にとっては決して良いことではありません。
産業の発展に伴い、急激に二酸化炭素の排出量が増え、二酸化炭素を吸収する森林や海は私たちの生活のために利用し破壊され、また汚染されているため二酸化炭素が吸収されずに地球内にとどまっているのです。
そして地球をどんどん暖かくしているのです。
小形風力発電の導入と環境保全の関連性

森林伐採等により、環境の変化も余儀なくされてしまいます。
しかし!!
小形の風車は、わずか300坪程度の土地であれば風車が建てられるので、搬入路の新設も少なく、伐採なども最小限で済み、環境への影響は大型に比べれば少ないのです。
それに小形風車を1基建てることで、CO2の削減量にも大きく貢献できるようになります。
例として、19.8kWの産業用風力発電システムの年間発電量を約30,000kWhとすると、年間のCO2削減量はおよそ15t-CO2/kWhとなります。
この削減量をスギの木に置き換えると、スギの木約1,000本分のCO2吸収量に相当します。 (*1 出典:林野庁)
植林活動などの地道な環境保全はとても大切ですが、植林の難しいエリアもございますし、植林に代わる環境保全のひとつの方法として注目されています。